姿斉とは (SHIZENなSHISEI)

水曜午前くつろぎの姿斉講師・
姿斉アウェイカー 三宅 真弓

Q1.姿斉(シセイ)って?
A.姿斉(シセイ)とは、自分自身(ワタシの感覚にさからうことなく、無理なく痛みなく動いていくことで、心地よく自動的に姿勢が斉(ととの)えられていく運動法です。

また、姿勢(カラダ)が斉えられることで、カラダと表裏一体の関係にある心思(ココロ)のバランスもいつのまにか斉えられていきます。
さらに、身体(カラダ)と心思(ココロ)のバランスが回復するにしたがって、その双方の源ともいえる精神(セイシン)の安定もはかられ、日々の生活リズムが心地よい時を刻みはじめます。
このように、姿斉とはワタシ(自分自身)のリズムを自然のリズムに調和させることで、身体(Body)、心思(Mind)、精神(Spirit)という、ワタシを形づくる三つの要素のバランスを、無理なく心地よく回復させることのできるメソッドなのです。
姿斉は、以下にあげた三種の実践アプローチをもちます。
1、身斉(みせい)[カラダから斉えていく方法]
2、心斉(しんせい)[心思(こころ)から斉えていく方法]
3、申斉(もうせい)[心身に必要な自然界の
エネルギーを我が身に取り込む心得]
*斉える(ととのえる):三種のモノ(ここでは身体・心思・精神)のバランスを加減よくはかること。
*申(しん):申の原意はカミナリ(雷)≒自然界のエネルギーのこと。

Q2.姿勢と姿斉のちがいは?
A.姿勢とは、身体(カラダ)や心思(ココロ)の構えや様子を表す言葉です。 姿斉とは、身体(カラダ)・心思(ココロ)・精神(セイシン)を、無理なく心地よく斉える(ととのえる)方法です。

Q3.斉の字を使っているのはなぜ?
A.一般的には、「ととのえる」という場合には整の文字が使われています。しかし整の原意は広がったものを束ねて「ととのえる」であり、逆に縮んだものをゆるめて「ととのえる」という意味をもちません。
これに対して斉える(ととのえる)は、広がる、縮む、広がりも縮みもしていない――という三種の固定状態(異常状態)から正常な状態へ回復させるという意味を含んでいます。そのような理由から姿勢を整えるではなく、姿勢を斉える――つまり姿斉であるわけです。 

Q4.難しそうですね
A.そんなことはないと思いますよ。自分自身の感覚に素直にしたがって動いていくだけです。これを主感従知(しゅかんじゅうち)の原則といいます。思考や知識を優先させるのではなく、自分自身の感覚を信頼して身体を動かしていくという意味です。

そういった意味からも、姿斉の動きは感覚主導の実践と継続でしぜんに身についていきますので、年齢・性別に関係なくだれもが無理なく簡単におこなえます。「千里の道も一歩から」、「塵も積もれば山となる」、「継続は力なり」先人の教えどおりです。

Q5.姿斉は日本のメソッド(方法)ですか?
A.1997年より片山賢氏が長崎県の川棚町(内海に面した静かな所)で始められました。当初は中庸姿勢法(ちゅうようしせいほう)と呼ばれていましたが、2010年より「SHIZENなSHISE・姿斉(しせい)」へと変更されています。

Q6.片山賢氏とは?
A.鍼灸免許習得後、整形外科、内科のリハビリ室で十数年勤務。
その間、姿勢と健康のかかわりの研究を続け、1997年に独立。 自然のリズムを味方につけて、無理なく姿勢を育むことの素晴らしさを伝えることをライフワークとして、国内外で活動中の姿勢研究家にしてその実践者です。

Q7.自然のリズムって?
A.自然を観察していると、明から暗へ/暗から明へ、静から動へ/動から静へというように、相反するかに見える二つの極のはざまをその時々の必要に応じてほどよい加減でゆらぎ続けているリズムに気づきます。

もちろん私たち人間はこのリズムに抗うことはできません。もしそのようなことをするとすぐにも身心のバランスを崩し、病にさいなまれます。ですが逆に、自然のリズム味方につけてうまく調和していけば、元気が沸き立ち、身心の健康はおのずと約束されるのです。

●参考:さまざまな自然のリズム
「人間にみられるリズム」
・睡眠と覚醒の加減のリズム
・休息と活動の加減のリズム
・飲食と排泄の加減のリズム
・交感神経と副交感神経の加減のリズム
・病気と健康の加減のリズム
・生と死の加減のリズム…など。

「社会にみられるリズム」
・闘争と平安の加減のリズム
・改革と安定の加減のリズム
・デフレとインフレの加減リズム…など。
「地形や季節にみられるリズム」
・陸と海の加減のリズム
・山と谷の加減のリズム
・寒帯と熱帯の加減のリズム
・冬と夏の加減リズム…など。

Q8. 自然のリズムを味方にとは?
A.ワタシタチ人間は、ものごとを理解しようとするときに、いつのまにか両極端のいずれかにかたより、全体(実態)を捉えにくくしている傾向があります。そこでこの傾向を防ぐため、両端のはざまに「つながり」という第三の働きを加えて、これに対応する練習をしていくのです。 

例えば、「明/暗」ではなく明中暗、「白/黒」ではなく白灰黒、「呼/吸」ではなく呼保吸、「○/×」ではなく○△×、「陰/陽」ではなく陰平陽 ――というように、自分自身をも含めたすべての事象を三つのリズムで捉え、そのようにして自分自身の言動を組み立てていくのです。そうしていくことで身心に生じているさなざまな問題(実態)が見え始め、その改善にも気づくようになります。

Q9.教室ではどのようなことをしますか?
A.基本的に身体から斉えていく運動法を中心にお伝えしています。
1 快適な美しい姿勢を身につけます。(身体の中に主軸〈三本の横軸と一本の縦軸〉をイメージします)
2 主軸を使いこなすことで無理のない身体の使い方を身につけていきます。スタイルや立ち居ふるまいが美しくなります。
3 姿勢のみだれを斉える体操をします。
身体全体のバランスがほどよく斉い、快適な状態になります。

Q10.姿勢ってみだれているの?
A.鏡で自分の姿をながめてみましょう。
左右の耳の高さ、左右の目の大きさ、首の傾き、左右の肩の高さ、おへその位置、左右の腰の高さ等々…いかがでしょうか? 改めて自分の姿勢をながめてみると、さまざまなところにみだれが生じていることに気づくのではないでしょう。
・日常生活や家事で利き手、利き足での偏(かたよ)った使い方
・決められた動きの反復(スポーツ)や決められた姿位での仕事
・ケガや手術、病気
・加齢、時々の感情
…などなど、日常の動きすべてが、姿勢のみだれの原因となります。
「毎日食べるから歯が汚れる。だから磨くと同様に「毎日動くから姿勢がみだれる。だから斉える」のです。

Q11.姿勢がみだれるとどなるの?
A.身体の大黒柱である背骨からは31対の脊髄神経が出入りしており、内臓や皮膚、筋肉などと綿密に連絡を取り合っています。姿勢のみだれによって背骨のバランスが崩れると、これらの働きに狂いが生じ、さまざまな病気の原因をつくります。姿勢のみだれは運動能力の低下・精神のみだれ・スタイルのくずれ等の原因ともなります。

Q12.姿勢を斉えるって大切なんですね。どのように斉えていくのでしょう?
A.くつろぎ反応を応用して、痛みのない方向へ快適に動いていきます。また、身体のつくりに合わせて効率の良い動作を身につけます。

Q13.くつろぎ反応って何ですか?
A.例えば無意識に脚を組んだり、腕を組んだりしたときに組みやすい側がほぼ決まっていませんか?正座・横座り・あぐらなどを組むとき、座りやすい側や脚を組みやすい側がほぼ決まっていませんか? ショルダーバッグは、右左どちらか落ちつくほうの肩にかける傾向がありませんか?

これまで、このようなしぐさや動き癖は姿勢を歪め乱す原因とされてきました。

しかし通説に反して、実はこのようなしぐさや動き癖こそが自分自身(ワタシ)の姿勢を自動的に斉えていることを、1980年代初頭ごろ片山賢氏は気づき、これを病院勤務時代に実際に確認していきました。こうした経験から確証を得た氏は、このような反応をくつろぎ反応と命名し、さらに姿勢を無理なく斉える動きとして体系化し、1997年から現在の活動を始めました。

Q14.痛みのない方に動かすんですね。
A.痛みは身体を守ろうとするブレーキであり、赤信号です。
“痛みの生じる方向へは動かさないで!”と身体がブレーキをかけているのです。姿斉では、「腰や肩が痛くて伸びない」のではなく「腰や肩が痛むときは伸ばしてはいけない」「胃が痛んで食べられない」のではなく「胃が痛むから食べてはいけない」というようにとらえていきます。これが姿斉法の基本的な考えなのです。

Q15.これは質問ではありませんが、この場をおかりしてお礼申し上げます。とても面白く目から鱗がおちる新鮮なお話でした。
A.言葉は、さまざまな事象を分けて伝える道具です。そんな道具の言葉だけで説明しようとすると、どうしても理解しづらいものです。機会があれば、どうぞご自分の目と耳と、そして身心で姿斉の実際をご体験ください。最後までお付き合いくださりありがとうございました。
ちなみに、姿斉を伝える者をアウェイカーと呼びます。自分自身も含めて、気づきを深めるための目ざまし時計のような役割を担えることができれば――との願いからです。


引用/参考 図書・文献
 『自然な姿勢の斉えかた』 片山賢著 コスモスライブラリ刊
 『AWAKER’S』、『SHIZENなSHISEI』 シセイプランネット発行
毎週ヨガができるしあわせ

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サラ・シャンティ

Author:サラ・シャンティ
戦後70年、封印されていた日本人の意識を目覚め、世界の期待に答えるために、高天原の神々からの波動を受けた人々が活躍する時代となりました。そして縄文基底文化に秘められたカタカムナの謎が次々に明らかになりつつあります。天命を抱いてサラ・シャンティに集われる講師の方々をご覧いただければお分かりになるでしょう。

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