35号「定年その後は、さあ青春だ」 

今の世の中は間違っていると分かっていても、仕方がないからと耐え続けていることも多いのではないでしょうか。核、農薬、発電方法、年金、保健、医療などなど問題点を数え上げると無数にあり、私たちは毎日の生活でそれに加担もしているのですから、その罪悪感を背負いながら病まないのは並たいていではありません。物を作るより消費が多い都会生活を離れて農に生きるか、宇宙(?)へ脱出するならともかく、私はそれが出来ないからなるべく加担しないような良い生き方を求めるといったライフスタイルの選択してきました。自然破壊や戦争、貧困を生み出している社会に贖罪を感じて生きていかねばならない、こんな意識を抱えながらのサラリーマン生活36年間でした。

悪循環と分かりつつ、生活を守るためにサービス残業のような犠牲的献身を強いられたり、過剰な期待を背負わされたり、働きすぎて心身相関のバランスが崩れ、慢性疲労症候群、自律神経失調症、ウツ症状となる体験は私にもあります。ゆっくり休暇をとって気分転換できれば良いのですが、仕事を続けるために薬や病院に頼りながらも、製薬会社が儲かるおかしな医療制度の厄介にならないよう自己防衛をあれこれ考え守ってきました。「ガンで死んだら110番 愛する人は殺された」(船瀬俊介著五月書房)なんて本を書いても、医師会から批判が出ないのが現実です。 無用なガン切除、命を縮める抗がん剤、被爆を促進する放射線治療の3大治療に莫大な医療費が使われ、早期発見を奨励して3大治療をさらに増やそうとしているようです。

「台所で主婦が包丁で殺されて、犯人を探さずに包丁が犯人だ」と包丁の切り傷ばかりを見ているのが現代の科学であり医療だと云われます。診断技術は確かに目を見張る発達をしていますが、診察現場では昔よりお医者さんと患者さんのつながりが減っているのではないでしょうか? 患者さんの顔や体も見ず、熱には解熱剤、痛みに鎮痛剤を出す対症療法、健保採用で買わされた高額な医療機材で数値ばかり追って薬を出す。厚生労働省・政党・製薬会社・医療機材メーカーのための制度に縛られ、患者さんとの対話を怠っていないか。薬害肝炎訴訟で福田首相は支持率が下がるとあわてて国民に謝罪したが、こんなことで支持率が回復するようではいけない。

アメリカの人殺しを手伝うテロ特措法で税金を無駄遣いしてガソリンを提供するような政権を早く終わらせたいものです。情けない問題が身近に多すぎませんか。こどもたちがこんな社会にノーのサインを発するのは当たりまえ。家庭を犠牲にして仕事に没頭する親が、こんなに頑張っているのに子供は分かってくれないといっても無理。不満と対立が生れるように社会は仕組まれているので、私たちは被害者でしかない。不登校の子供の体に生じる無意識な拒絶反応を理解せずにあの手この手の対症療法で無理やり学校へ引き戻すのは、この仕組みに操られているようなものだと思う。

これはどうもおかしいと気付き始めた。超過勤務しローン漬けになって家を買い、車を揃えていくら物が豊かになっても、子供が学校で「真面目でおりこうさん」に育っても、どうして社会はこんなに問題が多いのか。黒人霊歌、ソウル、賛美歌は歌ってきたが、中身の霊や魂の存在を知らずに歌ってきたことにやっと気づくようなものだ。魂なんていうと宗教だオカルトだと怪しむことや、魂の存在と真っ向から真剣に向き合わないように洗脳されてきたのが戦後の私たちの教育でした。この霊や魂の存在を認め理解し、自己の内面にある問題に気づき、何がおかしいのかと正面から向き合うことの大切さがやっと理解され始めた。お釈迦さまが人が魂の意識に近づくために空・無の意識になれと解く「般若心経」がブームになり、禅や瞑想の話がができる時代になってきた。

この無理な状況を据え置きにして、感謝、アリガトウの声を掛ける、お掃除を子供に教えるといった情操教育で解決しようとする風潮があります。これも無駄ではないでしょうが、人はそれぞれ異なった条件や環境で生きているのですから少し無理な点があります。無理があると潜在意識の中にストレスが生まれ疲労に繋がり病んだ体になってしまいます。アリガトウと言えても、細胞全体が感動の波動を受けるようなアリガトウならば、それが魂や細胞が喜ぶような生きがいを感じるようになるでしょうが・・・
第二次大戦後60年あまり世界中で経済や軍事を優先にひた走り、貧困、環境破壊、戦乱を生み出してきたのですから日本だけで解決できる問題でもありません。こうした負の遺産、心の問題を小手先ではなく根っこから正すには、意識が変わっていかねばなりません。

「存在が意識を規定する」はマルクスの言葉ですが、宗教家の高橋佳子は3つの地・知・血(生まれた地域・国、生まれた時代、血縁・地縁)による人の意識の支配から人は逃れられないと言ってます。生れ出てきてからずっと育っていく過程の環境ですから無意識下で人に影響を与えていて、洗脳を受け常識として心を支配します。「知」だけでも新聞、ラジオ、テレビの一方的な情報に人は洗脳されているわけですから、子供に対する親や家庭の影響などは微々たるもの、だから厄介なのです。こうした「知」の環境の時代性に疑問を持たない限り私たちは呪縛から開放されません。

「物質的に豊かになり、これからはもっと心や魂について考える事が大切」だ、「世界の戦争や貧困、環境問題を解決する日本人の意識を高めよう」と気づいた若者たちが生まれてきています。例えば最近ゲバラが世界中でヒーローとして復活してきたり、アフガンの中村哲医師の活躍などに感化を受けて、新しい時代への変化への兆候がみられます。
こうした現代の都市生活環境に危機感を感じ、大森昌也さんは和田山の過疎地で自然が一杯の山中に二十年以上前に入りました。子供たち6人は学校へ行くことより自然の厳しい環境で生きた知恵を学ぶ生活をえらび、逞しく育って、米・野菜を作り、豚・鶏を飼い、炭を焼き、イノシシや鹿を狩り、天然酵母パンの製造販売、家作り、バイオガス、水力発電の採用へと完全自給自足の桃源卿を生み出し、その上反戦・平和への活動にも出かけ、全国・海外から年間三百人以上の研修生が訪れています。昨年は18歳の双子姉妹次女あいちゃん・三女れいちゃんがキューバの農業支援参加から帰国後すぐの十月末、伊藤千尋さんの講演会に参加してくれました。大森一家は『六人の子どもと山村に生きる』麦秋社、『自給自足の山里から―家族みんなで縄文百姓』北斗出版の2冊も著し、過去十年近い生活がテレビでも5回のドキュメントになって紹介されています。

時代環境で言えば、大森さんも、私も丁度70年安保と全共闘運動のあった時期に青春時代を過ごしました。戦後20年の工業化政策でやりたい放題の環境破壊が一気に進み、様々な社会問題が顕在化し、労使紛争ベトナム反戦などのストライキやデモが多発、若者たちは街頭へと自然に導かれ行動する時代でした。しかし現代は労組の対立もなく、若者が便乗できるものがない、だから行動しろと求める方が無理なのかもしれません。贅沢を求めなければ食べて行く位は何とかなると、若者たちが自分を大切にする生き方を求め新しい活動を展開し始めたのは自然の流れなのでしょう。

2007年、関西では、そんな若者たちが自分自身の成長になり、かつ楽しくて世の中のためになる行動をおこしました。その中心的存在なのが「てんつくマン」ことのりやすひろみつです。彼は1994年までは吉本興業の売れっ子の漫才師でしたが、やりたいことがみつかったと円満退社し、8年間の悪戦苦闘で資金を作り「107+1~天国はつくるもの~」という映画を作ってしまったのです。サラ・シャンティでは04年の夏にこの映画の上映会をしました。内容は沖縄で不法廃棄されたゴミを分別処理のクリーン大作戦、沖縄から鹿児島までの900キロをサバニという小船を人力で漕いで渡る、アフガンの子供に777本の虹色のマフラーを配るまでの苦労話をオムニバスで作品にしました。

この映画は多くの人たちに感動を与え今も各地で上映会が続いています。てんつくマンはその後も環境問題や海外支援でも活躍しており、そこに多くの若者たちが参加しています。そして07年はチームゴーゴーを結成し、6月22日の夏至の日のキャンドルナイトに向けて2500万枚の号外を撒こうと呼びかけ、2万人近い人が全国でその配布に参加しました。。内容はすでにサラ・シャンティでも配布しましたのでご存知でしょうから省略しますが、勿論彼一人が頑張ったのではありません。ここに至るまでには沢山の方の地道な平和と環境を守る虹の祭り、六ヶ所村核処理施設の反対運動、このところ多発する災害救援活動に取り組む人々、さらに沢山のマスコミや出版社、環境を守るNGOや企業が一緒になり大きなイベントとして開花し結実したのだと思います。

こうした若者の活躍の背景には阪神大震災の翌日に元気村を立ち上げ、全国から集まってくる若者に多大な影響を与えた山田バウさんの存在をわすれてはなりません。てんつくマンも元気村でバウさんの影響を受けた一人でした。そして、現在もバウさんの薫陶を受けた若者たちが災害が起こるとすぐに現地入りして拠点を立ち上げるリーダーとして現在も活躍しています。

最後に健康道場サラ・シャンティ本来の活動についても一言。山梨県の麓友養生舎の伊藤慶二医師は「欧州でも日本でも最近の傾向として現代医学にかかる人より代替医療にかかる人が増え、数において逆転しています」と言われています。サラ・シャンティにはヨガや気功や、代替医療に詳しい人、関心を持っている人が集まってきていますので、今後ホリスティックな医療情報も発信し、仲間との集いを企画していきたいと思っています。

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サラ・シャンティ

Author:サラ・シャンティ
戦後70年、封印されていた日本人の意識を目覚め、世界の期待に答えるために、高天原の神々からの波動を受けた人々が活躍する時代となりました。そして縄文基底文化に秘められたカタカムナの謎が次々に明らかになりつつあります。天命を抱いてサラ・シャンティに集われる講師の方々をご覧いただければお分かりになるでしょう。

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若い頃からメキシコやキューバに出かけたり、古武道との出会いから気功やヨガ、トライアスロンとエスカレートして得た不思議な体験から、なぜサラ・シャンティが生まれたのかを語る自叙伝です
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