「初体験は忘れない」

「初体験は忘れない」 
火曜午前やさしい姿斉
田原 晋


 岡本正子先生の教室について、何でもいいから書いてくださいと頼まれてしまいました。断る理由を思いつかないまま、書くことになってしまいました。ならば教室などにお越しになったことのない男性の読者を想定して、まずは、初体験の感想から。

 最初は2007年8月28日、もうすっかり忘れていたが、その日の日記を開いてみると、その衝撃の大きさが記されている。70年に近くなるまで、このような運動をまったく試みたことのないわが身体にとって、それがいかに大変なことであったのかがよくわかる。
 これまで動かそうとも思ってもみなかった、いえそういう部位があることすら気付かなかった場所を、ともかく動かすことを命令される。「お腹から胸を狭める」「肛門を閉めて」「お尻を小さく」「おへそを後ろに引っ込める」「みぞおちを前に」「背中を広く」「そのままアゴを出す」などなど、それを意識して、ともかく動かそうと試みてみる。というより意識することによってその場所に気付かされ、真実はともかく、かすかに動いたような気になる。そのような驚嘆の連続で時間が過ぎていく。
 そして終了近く今度は一転して、力を入れ
たかかとや手のひらを急に脱力するように言われる。それは血行がうながして、手足が熱くなり、呼吸が深くなって眠たくなる。言われるまま、何とそのまま、眠ってしまう。そしてもう起きてくださいの声で目覚める。身体を動かすことで、眠ることができるのだ。驚きの連続で1時間半はあっという間に終了した。

 この初体験の運動によって、家に帰って気付いたのだが、脳の中心部分がほうと熱くなっている。頭を使い過ぎた時に熱を持つ前頭葉の部分とはまるで違う、もっと深い脳幹に近いところが熱を持つ。これまで感じたことのない、まったく新しい感覚。脳は身体の一部だと言われるが、身体の影響を受け取る存在だと気付く。しかも、その衝撃は大変なことであったらしく、帰宅してシャワーを浴びて後、立っておれなくなって、しばらくベッドに横になってしまった。わが70年にならんとする身体にとって、これは驚天動地のことなのだ。

 ということで、行く前に心配していた、恥ずかしくないだろうか、続けられるだろうか、何より仲間に入れてもらえるか、というような心配はどこかに行ってしまって、これは続けなくてはならないと、周囲のことは何も考えずに思ってしまった。

 とはいえ、この男性のチン入者を、あたたかく迎えていただいた教室の皆さまに感謝しなければなりません。何より、ここに来なければ絶対に知り合えなかっただろう皆さまに親しくしていただいて、ほんとうにありがたくうれしく思っています。今では、終わった後に昼食をご一緒してお話を伺ったり、生活のやり方についてノウハウを伝授いただいたり、はたまた時には季節の珍しいものをいただいたりと、毎日の生活にそれまでにはなかった豊かさが生まれました。

 また、こんな言い方をしては失礼かもしれませんが、これまでの生活ではまるで知らなかった専業主婦という生き方の、豊かさよろこび美しさ幸せ大変さ哀しさを、今になって教えられています。

 思えば、正子先生に散歩の途中の公園で何度もお目にかかって、そのうちご挨拶するようになったためですが、ほんとうに人生とはわからないものだとあらためて思うばかりです。この「男おひとりさま」の生活心得などについては、また機会があれば。

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田原 晋(東灘区在住) Tahara Susumu
田原住む研究室
http://blog.zaq.ne.jp/traveler/
1994年・連れ合いが50才で他界。
1995年・阪神大震災、1996年
会社員を定年退職

YOGAとの出会い

YOGAとの出会い
            岡本 正子

駅のホームで来る電車をやり過ごしながら、ふーと、人に手を引かれるように来た電車に乗ってしまったという感じがあります。私は今までに何回かそういう流れに遭遇しています。私とYOGAとの出会いもそのひとつです。そこには押し出してくれた人がいたから、その流れに乗れたんだと思います。その方に感謝しています。

 私の流れを変えたその出来事は小学生のころ、駅のホームで起こりました。だから、電車という発想が残っているのでしょう。人前で話せないで、殻に閉じこもっていた私に友人の一言が押し出すように流れにのせてくれました。

 体のことには、小さいころから興味がありました。同じ動作が人によって違って見えるのはなぜか?立っているだけなのに、なぜ違うのか?不思議でした。ある舞台で立ち姿の美しい人がいました。吸い寄せられるようにその人だけを見た記憶があります。ただ、立っているだけなのに輝いて見えました。今から思えば、からだの軸の使い方が練習で体得できた人だったのでしょう。

 YOGAや中庸姿勢に出会って、体には動かし方があること、心にはとらえ方があることに気がつきました。

 YOGAの動きの中で、バラバラの動きだと思っていたものが、あるとき急につながりを持ち出します。心理的残像という言葉を使うなら、そういう現象が仕事をしているときや、散歩しているときや日常のちょっとした動作の中に出てきます。それを繰り返しているうちに、謎が解きほぐされていきます。興味がしりとりのようにすながっていき、又、広がっていきます。そのうちガッテンと膝を打つような気になります。体は感覚で動き、その動きを心がとらえていき、心と体のつながりを感じます。自分の思いが体を動かし、思いが体を作っていくような気がします。

 折りしも、これを書いている時に、中庸姿勢の片山先生の出版講演がありました。「自然な姿勢の斉えかた」という本は本当にあたりまえのことが書かれています。このあたりまえのことに、また「うん、うん」と納得してしまうほどいい本です。いい方にめぐり会えたなと思っています。

 姿勢とは体と心の構えや様子のこと、それをふまえながら、楽しく体を動かしていきたいと思います。

 最初に話した、今乗った電車のこと、どうも向かう方向性がいいような気がしています。この流れに逆らわずにのっていけば、うまく残りの人生をのりきっていけそうな気がしています。

テーマ : 暮らし・生活
ジャンル : ライフ

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Author:サラ・シャンティ
戦後70年、封印されていた日本人の意識を目覚め、世界の期待に答えるために、高天原の神々からの波動を受けた人々が活躍する時代となりました。そして縄文基底文化に秘められたカタカムナの謎が次々に明らかになりつつあります。天命を抱いてサラ・シャンティに集われる講師の方々をご覧いただければお分かりになるでしょう。

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